【モダン】抹消者BGの可能性について①

今シーズン、MOという恵まれた環境に参加できないままリアルでジャンドを回し続けた結果（リストは前回の記事参照）、自分の中でひとつの結論が出たのでここに書き留めようと思う

現在のメタゲームを省みてみると、トロン、アミュレットという土地周りコンボ（アンフェア）デッキが幅を利かせている。ジャンドデッキはこれに対して常に受身になること必至で、特にメイン戦なんかは相手のブン周りがないことを祈ることでしか勝つことが出来ない。サイド後の大爆発で幾らかの妨害は出来るが、アミュレットはその速度で対策を上回ることができるし、トロンは対策に対策を講じて世界のるつぼをサイドインしてくることが多い。サイド後の勝利条件ですら、妨害を行いつつ、相手がまごついている間にクロックを刻むしかないという厳しいものになっている。つまり単純に相性が悪い。

またバーンやグリクシス系（ツインも含む）などの血染めの月で「嵌める側」のデッキに対して、こちら側は「嵌められる側」に立っている。ジャンドは3色であることは当然のことながら、多色や色拘束の強いカード、タップイン確定のミシュランを採用しているため、幾ら赤が入っているとは言え月はどうしてもキツイものがある。探査生物の増加によって突然の衰微の採用を極力減らしたい現在、これは無視できないデメリットであると考えられる。
バーンは単純な土地破壊が入ってくることも多く、キッチンなどの色拘束とミシュランのタップインは彼らに人を1人殺すのに充分な時間を与えることになるだろう。

ここでGPシャーロットのTop8を見てみよう。

GPシャーロット

1st.エルフ・カンパニー
2nd.青赤ツイン
3rd.親和
4th.アドグレイス
5th.グリセルシュート（御霊の復讐）
6th.メリーラ・カンパニー
7th.青赤ツイン
8th.バーン

8つのデッキのうち、5つのデッキがコンボを内蔵したデッキになっている。そのほかは親和、バーンなどのキルターンの早いデッキが8入りしている。（エルフはよく知らないんだけども、あれもコンボに含まれるんだろうか？）

つまりブチギレデッキが勝つ環境ってのがよく反映されている結果だと。
対応力重視のジャンドがこれら全てに対応できるかというと、全くそんなことはないのである。

これは何かしらの大きな変化が必要であると自分の中で結論が出たんだけれども、その具体的な構築を考えられずにいた。
そんなときにヒントとなりうるだろうと考えたのが、PT神々の軍勢でMr.JundプレイヤーであるReid Dukeの使用していた抹消者rockだ。

続く。